会計ソフトに1年分の取引は入れ終わった。でも、そこから先が霧の中——「決算書って何?」「申告書はどこで作るの?」「e-Taxって別のサイト?」。記帳のゴールと、確定申告のゴールは別なので、記帳が終わった瞬間に手が止まる人はとても多いです。
この記事は、記帳完了から「提出・納税」までの一本道を、会計ソフトのどの画面を触るかまで含めて時系列で示します。全体像(決算整理や控除集めを含む地図)は確定申告の全体マップにあるので、この記事は“記帳の後半戦”のロードマップとして使ってください。
この記事の結論
– 記帳の後は 決算整理 → 青色申告決算書 → 確定申告書 → 提出(e-Tax) → 納税 の順
– 会計ソフトを使えば、決算書と申告書はデータが自動で連動する。手書きで転記し直す必要はない
– ゴールは「提出」ではなく「納税(または還付)まで」。納付書は自動では来ない
– 65万円控除を狙うなら、提出は期限内(3/15)にe-Tax
記帳が終わってからやることは、大きく5つです。
| Step | やること | 会計ソフトでの場所(一般的な名称) |
|---|---|---|
| 1 | 決算整理(棚卸・減価償却・家事按分・未収未払) | 「決算」「固定資産」「家事按分」メニュー |
| 2 | 青色申告決算書の作成(損益計算書・貸借対照表) | 「確定申告」→「決算書」 |
| 3 | 確定申告書の作成(所得・控除・税額) | 「確定申告」→「申告書」 |
| 4 | 控除の入力(社会保険料・生命保険・ふるさと納税等) | 「控除」入力画面 |
| 5 | 提出(e-Tax)→ 納税 | 「電子申告」→ 納付手続き |
ポイントは、Step2〜4は会計ソフトの中で全部つながっていること。決算書で確定した利益が、そのまま申告書に流れ込みます。別々に作る必要はありません。
記帳(日々の仕訳)が終わっても、まだ利益は確定していません。年末時点で必要な調整をします。
ここまで終えると、損益計算書の「所得金額」が固まります。
決算整理が済んだら、ソフトの「確定申告」メニューへ。多くのソフトは質問に答えていく形式で、
されます。あなたがやるのは、事業以外の所得(あれば)や、次の控除の入力です。
集めておいた控除を入力します。社会保険料(国民年金・国保は自分で集計)、生命保険料、iDeCo・小規模企業共済、医療費、ふるさと納税(寄附金控除)など。入れ忘れ防止のチェック視点は所得控除 最終チェックリストにまとめました。ここを飛ばすと税金を払い過ぎるので、いちばん丁寧に。
申告書が完成したら提出です。65万円控除を取るならe-Tax(電子申告)が必須(紙だと55万)。
提出方式でつまずいたらe-Taxでマイナンバーが読み取れないとき、納税の方法は確定申告後の税金はいつ・どう払うを参照してください。「提出したら終わり」ではなく「納税・還付まで」がゴールです。
Q. 会計ソフトを使わず、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」でもできる?
できます。ただし複式簿記の帳簿・貸借対照表は別途必要です。会計ソフトなら決算書まで自動なので、65万円控除を狙うならソフトが効率的です。
Q. 事業所得のほかにアルバイト(給与)もある年は?
給与の源泉徴収票を用意し、事業所得と合算して申告します。給与から引かれた源泉税は、確定申告で精算(還付になることも)されます。
Q. 提出後に間違いに気づいた。
期限内なら訂正申告、期限後なら修正申告(納め足りない場合)/更正の請求(納め過ぎの場合)で直せます。気づいたら早めに対応を。
Q. どのくらい時間がかかる?
記帳が終わっていれば、決算整理〜提出は慣れれば数時間〜1日。1年目は調べながらで数日みておくと安心です。翌年からは前年データを引き継げて一気に速くなります。
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